就職が決定

タイで就職が決定

私は学生時代「就職に有利だろう」と思い、お小遣い稼ぎ先として保育園でバイトをしていました。私が勤務していた時間はいわゆるお預かりの時間で、残業や親の事情で定時に迎えに来ることができない子供たちを見るといったものです。面接ではこれはここぞとばかりにアピールしました。

その成果もあり、上海の幼稚園に内定をもらうことができ4月から勤務が決定しました。こうして私は卒業後上海に移り住みました。

私の場合、先輩から情報提供があったことが大きなポイントとなっています。上海でも現地の日本人向けのサイトなどもあり、そこで求人が掲載されています。日本からだとインターネットを通じてみることが可能です。

また海外求人といった形で大々的に宣伝しているところもあります。実際に現地での求人はそれよりもはるかに多いケースがほとんどです。

上海現地採用といった採用となっていて、中国式ルールが適用されています。日本から出向している会社の中には、日本の福利厚生も整っているところもあるみたいです。中国では日本と中国が合同で会社を設立するのが基本となっているため、かなりの確率で中国式ルールとなります。

良い中国人もいますが、極悪人まがいの人もいます。とにかく人口が多いので「我関せず」といったスタンスが多いです。地下鉄で小さな赤ちゃんを抱っこしたお母さんがいても、見て見ぬふり。さらに音を出して携帯でテレビを普通にみています。最初はカルチャーショックでしたが、住んでいるうちに麻痺してきて今では驚くことはありません。

就職が決定し、私は両親と約束したことがあります。それは①セキュリティが安全なところに住むこと、②当面はまめに連絡をよこすこと、③危険を感じたらすぐに帰国すること、④海外でも適用となる生命保険に入ることです。

後にわかったのですが、私の幼稚園では健康保険と年金については加入がなく入りたい人は自分で入るといったスタンスとなっています。

幸い両親が現役で働いているので健康保険はそのまま維持してもらい、国民年金を支払っています。また生命保険についてももちろん払っています。年金ですが20歳になった誕生日から支払い義務が発生します。幸い私の場合、学生時代の分や両親が支払ってくれました。就職してからは自分で支払っています。

当たり前のことかもしれませんが、国民年金や生命保険ってけっこうお金がかかるものなんですね。

日本に就職していたら、会社が半額負担してくれるのでもっと楽だったことは確かです。