はじまり 海外に就職した先輩

海外に就職した先輩

私は昔から幼稚園で働きたくて高校卒業後は幼児教育・介護学科に進学しました。

幼児教育だけだと2年間なんですが、せっかくなら介護も学ぼうと3年の学科に進学しました。介護についても良い勉強となりましたが、やはりちびっこ相手の方が性にあっています。

短大時代、ソフトボールサークルに所属していたのですが同じ学科のサークルの先輩が海外に就職が決まったと聞き、衝撃を受けました。私の周りも含めて幼稚園や保育所に就職するケースがほとんどでもちろん就職先は国内といった人が多くみられました。そんな中、海外に就職というのは衝撃的なできごとだったのです。

先輩は英語など語学が堪能なのかな?と思ったんですが、話を聞いてみたら英語はまったく駄目とのこと。就職先は海外の日本人向け幼稚園とのことでした。そんな就職先があったなんて当時の私は全く知らず、興味津々でした。

こんな理由もなんですが私は当時付き合っている彼氏がいて、いつか結婚したいと思っていたので地元千葉で就職しようと思っていました。2、3年働いてその後は彼の奥様になんて思っていたのですが、3年生の春、彼はあっさりと私のもとを去っていきました。いやはや本当辛かったです。本人は否定していましたが、おそらく会社で好きな人ができたのでしょう。

これがきっかけで「この際私も海外就職をしちゃおうかな!」とやけになったのも、今や良い思い出です。彼と続いていたら(ありえませんが)、海外就職はしていなかったと思います。

私は先輩に色々聞いて、先輩が勤務していた上海の幼稚園に応募しました。上海は日本企業が多く進出しており、駐在で日本人がたくさん住んでおり、そこの家庭の子供たちが幼稚園に通っているといった話を聞きました。

上海を選んだ理由は「先輩がいたから」というだけです。だって生まれてはじめの1人暮らし、しかも中国なんて怖いじゃないですか!結果的に治安も問題なく普通に楽しく生活ができたのですが、一応女の子としてはそのあたりは用心しています。

ちなみに私と同じ学部の友人らはみんな国内に就職しました。(当たり前ですよね)私は1人こうして上海へと旅立ったわけです。

初めて上海を訪れたのは面接のときでした。申し込みしたのは1箇所だけです。ここであっさりと採用となり、就職が決まりました。

両親も含めて就職が本当に海外で大丈夫なのか?と不安に感じていました。しかも1人暮らし。今でこそ何ともないことですが、当時は大変な決断が必要でした。

こんな感じで始まった海外生活を書いていきたいと思います。これを読んで、海外で働くことに興味を持ってくれる幼稚園の先生が少しでも増えると嬉しいです。

就職先を紹介してくれた人材紹介会社さん ⇒ http://kyujin.careerlink.asia/